体験者の声
Sさん 女性(57歳)/要支援2維持
約8年前に脳梗塞を発症し、左半身に麻痺が残りました。その後さまざまなリハビリや脳梗塞の友の会などにも参加し、自宅での日常生活なども積極的に自分自身で行ってきました。
しかし、ここ最近は身体の状態の改善をあまり感じることがなく、「リハビリの限界かなぁ」と思うようにやっていました。そんな時にデイサービスセンター健寿のことを知り、利用することになったのです。
健寿に来る前は、椅子の立ち上がり動作の際、何かにつかまらないと立てませんでしたし、歩行の際も麻痺があるためふらつくことがたびたびありました。
健寿での運動は、これまでのリハビリでやったことのないトレーニングや体操などもたくさんあり、麻痺している左半身も積極的に運動するようにと、トレーナーの方から声をかけて頂きました。
そのおかげで、今では20センチの椅子から、何にもつかまることなく楽々と立ち上がることが出来るようになりました。また歩行も以前のようにふらつくこともなくしっかりと歩けるようになってきています。
「リハビリの限界」というものは自分自身で作ってはいけないということを教えてもらい、感謝しています。今後も健寿で運動することでどんどん出来る動作を増やしていきたいです。
Tさん 女性(77歳)/要介護2維持
2年ほど前に脊椎症の症状がひどくなり、手足のしびれや腰から下肢にかけての痛みが強くなりました。日常生活では、ベッドから立ち上がる際にふらついて転倒することもありました。
室内の移動については、杖を使って、なんとか歩いていましたが、屋外となると、杖やシルバーカーを使用しても転倒するのではないかという恐怖があり、通院以外の外出がほとんどできなくなりました。
「何故自分がこのような体になってしまったのか・・・」「何をするにもふらつきがあるので怖い・・・」「このままどうなるか不安だ・・・」と気持ちの面でもマイナス思考が強くなり、生活意欲を失い、人前に出ることを避け、閉じこもり生活になってしまいました。
そんな時、健寿に通っている友人から声をかけてもらい利用することになったのです。当初は緊張もあり表情も硬くなっていましたが、スタッフさんや友人達が声をかけて下さり、少しずつ慣れて肩の力が抜けていきました。
トレーニングや体操の内容も、ただ体を動かすだけではなく、日常動作や住宅環境に合わせた運動を個別に行ってくれるので、無理せず続けることが出来ました。
また、トレーニングや体操を続けた結果、日頃の生活でどんどん身体が軽くなりました。以前は庭の草木が枯れていようが、雑草が伸びていようが何もする気になれなかったのが、いまではガーデニングに熱が入り、土いじりをしてきれいなお花を育てるようになりました。
歩行については室内では杖なしで歩けるようになり、屋外でも自分が思っている以上にたくさん歩くことが出来るようになり自信がつきました。
Mさん 男性(87歳)/要介護1から要支援2に改善
5~6年前に脊椎の手術をしました。その後、手のしびれが残り、両足と体幹の筋肉がどんどん低下していき、日常動作の立ち上がりや歩行が困難になりました。
特に歩行に関しては、ふらつきの恐怖、転倒の恐怖から体に力が入り、前傾姿勢で何かにしがみつき、伝い歩きしかできない状態になりました。
健寿にはこんな状態で来たため、最初は何かをするにも体の力を抜くよう声をかけて頂きました。
それから柔軟体操、筋力、バランス、筋持久力などを毎回偏ることなく総合的にトレーニングしてもらいました。
はじめは日頃の活動不足のせいで、体の力が思うように抜くことが出来ず、少し運動をしただけで疲れてしまい、何度も休憩をしていました。
しかし、最近では体の力がずいぶんと抜けるようになり、体力もつき、歩行やステップ台を使った運動の際も、体をまっすぐに立てて行えるようになりました。
現在は要介護1から要支援2となりましたが、もっと元気になりたくて全体運動を2時関した後、個別に20分ほど頑張ってトレーニングをしています。
今後の目標は杖なしで歩けるようになることで、そのためにも健寿での運動を継続していきたいと思います。
Sさん 男性(85歳)/要支援2維持
1年半ほど前に腰の痛みがひどくなり市民病院で受診しました。しかし「年齢も年齢だし、手術をしてもその後のリハビリでどこまで体力が戻るか分からないので、様子を見るしかないですね」と言われました。
それまでは仕事もしており外出する機会もたくさんありましたが、痛みがひどくなってきたのと家族の勧めもあり、仕事を辞めることに決めました。仕事を辞めてからは外に出る機会が減り、さらに家族から体のことを心配されて「あんまり動かんといて」「じっとしてて」と言われ、どんどん体を動かさない生活となり、気がつけば足が上がらず、すり足で歩くような状態になっていました。
そんな状態がストレスとなり、お酒の量も増えてしまい、ますます外に出る機会が減っていきました。
さらに、仕事をしている時にも、大好きできっちり手入れをしていた農園でさえ、おろそかになっていました。
妻が健寿に行っていることもあり、「これではいけない」と私は宮田先生がやっている整形外科を受診したのです。
先生からは「このまま動かさないでいると、どんどん動けなくなる。自宅でもできる運動があるので、それを毎日するといい」とおっしゃっていただき、それから、先生に教えて頂いた体操を毎日自宅で行い、週に1度は健寿でトレーニングや体操をするようにしました。
トレーニングや体操をするようになってからは、日に日に足が軽くなり、体をそらすことなく足を高く上げられるようになりました。一時は、友達の集まりに誘われても断ることが多くなっていましたが、今では、友達と集まることが楽しみになり、一人で外出する機会が増えてきています。
つい先日は、目標であった孫の結婚式に妻と二人で参加することが出来ました。もちろん、自分の足で駅まで歩き、そこから電車を利用して会場に行きました。
大好きな農園も、以前のようにきっちりと手入れをしています。妻には「休みながらして下さいね」とたしなめられるほどです。
Fさん 男性(80歳)/要介護2維持
10年前にパーキンソン病を発症しました。また、6年前に腰椎すべり症の手術をし、その翌年に再度同じ手術をしました。
術後も両腕・両足はむくみがひどく、また両足関節は柔軟性に欠けるために制限があり、身体を思うように動かすことが出来ませんでした。
そのような状態でしたが、つい最近まで仕事をしていたことと、また「デイサービスなんて退屈なところだから」という思いもあり、デイサービスを利用する気持ちになりませんでした。
しかし、「健寿は身体を動かすところだから、まずは体験だけでもいいから行ってみて欲しい」とケアマネジャーに勧められたので、体験に行く事にしました。
実際に足を運んでみると、健寿は自分が思っていたようなデイサービスではなく、ケアマネジャーが言っていた通り体操だけ。
自分一人ではできない動きをきっちりと指導してくれるので、「これならやれる」と思い、利用を決めたのです。
それまでは、薬が効いた状態でないと、歩こうと思っても1歩目がなかなか前に出ず、思うように歩くことが出来ませんでした。さらに足が出にくいだけではなく、各関節も固くなっていたので寝返りなどの日常動作も思ったようにできない状態でした。
けれど健寿では、利用者それぞれの状態を考え、足が出ない私には、全体体操の後にスポンジをまたいで足を出すことを意識する歩行練習を、その都度繰り返し行ってくれます。
そのおかげで、健寿を利用するようになって2ヶ月が経った今、私はだんだんと歩幅を大きく出して歩けるようになってきました。
健寿では足を上げることはもちろん、いろいろなところのストレッチをしてくれるので、身体もだいぶ柔らかくなり、身体の動きが軽くなってきました。
特に日常生活での寝返りやベッドからの起き上がりがスムーズにできるようになってきたのがとてもうれしいです。周りの方からは「以前よりも表情が明るくなってきたね」とよく言われます。
今後の目標は好きなゴルフに行けるようになること。ショートコースを回れるように、これからも頑張っていきたいと思います。
